補助金・助成金とは
国、地方公共団体が政策目標を達成するために企業や個人事業者などに交付するお金のことです。
金融機関からの借り入れと違い申請が受理されれば後払いですが返済義務のない補助金が交付されます。
ただし、これらの交付を受けるためにはポイントがあります。
1.補助金、助成金の対象となる事業を行っているのか?
2.補助金の対象となる費用を支出しているか?
3.審査申請の書類が整っているか?
事業を行う上で、国・地方公共団体の政策目標と一致しているのであれば申請することをお勧めします。
なお近年の政策としては厚生労働省の「雇用・労働」に関する助成金がございます。
また、私たち税理士コミュニティにも補助金・助成金の申請に対して専門家との提携がありますので、お気軽にご相談ください。
補助金支給までの流れ
1.補助金の公募
厚生労働省などの支給機関のホームページにて掲載
募集期間が数週間から一か月程度となっております。
2.申請書類の提出
書類一式を期日までに提出
3.書類審査
書類審査にて支給対象が絞り込まれます。
4.面接
書類審査を通過した場合のみ、面接による審査が実施され絞り込まれます。
5.採択の決定
採択された場合、通知が郵送されます。
6.交付申請書の提出
経費明細表など作成しますが、交付決定前におこなった部分は、対象外となること
もあります。
7.交付決定
通知書が送られてきて補助事業として開始されます。
8.補助事業開始
経費明細表通りに資金を使用していくことが必要です。
9.定期報告、指導
補助金により、定期報告書の提出や指導による途中監査が入ります。
10.実績報告書の提出
書類一式を提出します。
かなりの書類の量になります。
11.確定検査の実施
報告書通りに事業が実施されたか検査されます。
12.支給額の決定
検査結果に基づき補助金の支給額が決定されます。
13.精算払い請求
ようやく補助金が振り込まれます。
助成金の支給までの流れ
1.実施計画の申請
助成金の支給要件に沿った実施系策を策定し提出します。
2.実施
実施計画を実行する。
3.支給申請
助成金の支給申請をします。
4.助成金の支給
支給要件を満たしていれば助成金が支給されます。
補助金と助成金どちらが受けやすいか
助成金が一番受けやすいです。
流れを見ていただいた通り補助金は申請をしても必ず支給されるものではありません。
助成金は支給要件をしっかり実施することでほぼ支給されます。