消費税天国①

はじめまして。
税理士の関口です。
ブログは今まで書いたことが無く、お分かり難い点などもあるかと思いますが、最後まで優しくあたたかくお読み頂けますと大変ありがたいです。よろしくお願いします。

今回は、消費税天国(消費税がない)のポートランド出張について書かせて頂きたいと思います。

まず、今回のポートランド出張は、
① 外国子会社配当益金不算入
② ロイヤリティ
の確認および確立をすることが主な目的である。

【初日】
DELTA航空の1日1本の直行便にてポートランドPDX到着。
日本を出て9時間のフライト、現地時間AM10:00、日本時間で考えればAM:200に到着だが、自身初の海外出張に興奮しているせいか全く眠さは感じられない。

少し緊張気味の僕にとって、US LLC代表DAVEさんのフレンドリーでテンションの高い空港のお出迎えはすごく嬉しかった。最初の印象ってとても大切だと改めて感じた。

早速LLCオフィスへ。正直、日本では見慣れない空間、内装、全ての意識が持っていかれてしまう。
ポートランドではA店とP店の2店舗営業しているが、150年以上前の建物をリノベーションした内装も格好よければ、古さを感じさせない素晴らしい外装もまた素晴らしい。
P店舗はダウンタウンど真ん中にあり、地元では有名なお店ばかりが入っているグルメフードコート。この激戦の空間のランチ時に、ポートランド店が1番長い行列を作り出していた。これを目の当たりにしたときは正直鳥が立った。

オフィスに戻り、明日のCPAとのミーティングに備えて約2時間打合せ。

その後に夕食を食べに行ったWAYFINDERで事件が起きた。
この店は元々奥に建物、手前にパーキングがあった場所を思いっきりリノベ。オープンテラスの客席と店舗内にある自家製ビール工場のコラボが非常に格好いい。バナナ味のビールも予想外においしかった。
21時でも明るく夕焼けを見ながら気候も雰囲気も最高の中で食事を楽しんでいる僕の肩越しに、ウェイトレスが誤ってビールをこぼしてしまったのだ。確かに肩から足にかけてまあまあビールはかかったが、それ以上に「すごいごめんなさい」と何度も言っているウェイトレスを見て、僕はとっさに「全く問題ないから大丈夫だよ」と言った。それを見ていた日本の社長に笑顔で指摘を受けた。「ここではこういう時こそ面白いこと言わないとだめだ」、「ちょっと暑かったから気持ちよかった、ビールシャワーおかわり!」みたいにっと。
LLC代表はさらに笑顔で「あなたの洋服と替えてくれない?」と言って脱ぐふりはどう?っと。会話レベルの高さに仰天しました。この受け答えセンス、会計業界にも必要だ。

【2日目】
今日はAM10:00からCPAとの打合せ。僕の出張にとってはある意味最も頑張らないといけない時間帯。ポートランドまで連れてきてもらって何も成し遂げないわけにはいかない。

日本の会社がLLCとして設立されれば、コーポレーションステイタスを選択し、日本では配当金を外国子会社配当益金不算入で5%のみ課税されるのがベスト。ほとんどの日本からのLLCはこのスタイルだ。

しかし、この打合せで問題が発生。確認資料をまだ見れていないため何とも言えないが、もしかしたらパートナーステイタスかもしれないことが発覚。

もし、パートナーシップステイタスであると、日本の会社なのに米国で税務申告する必要が出てきてしまう。しかも日本の税務署が米国税務申告の調査を行うことにもなる。さらに日本での申告も必要だ。
お伝えすべきことを言い、今後僕らがすべきことを確認し、12:00頃に終了。

お昼は会計事務所の近くのレストランへ。
テンダローインサラダを注文し、ドレッシングがかかったサラダの上にブラックペッパーをかけてもらい、まずはサラダにある赤いトマトを食べる。
んっ???
あれ???
トマトじゃない???
ゲッ!!!スイカ!!!
トマトだと思って食べた胡椒まみれのスイカ。
味覚と脳が混乱していたが、ハッキリ分かることが1つだけあった。
おいしくない!!!

午後は、ダウンタウンの店舗に行ってから、社長と2人で散歩へ。
社長に背中を押され、日本では買わないようなデザインのジャケットで購入。なんか嬉しくなりテンションが上がり、さらにシャツも追加購入。
社長もシャツとポケットチーフをお買い上げして2人とも上機嫌。

夕食は阿夫利へ。古い大型倉庫をリノベした店舗、ライバル店ながらかっこよすぎる
席数も多いが、詰め込んだ感じのない空間、おしゃれでスタイリッシュな内装に圧倒。
さすが人気店。小ぶりのスプーン1さじ$6とお高めのシェフスプーンは抜群にうまかった。味噌豚骨もうまい。ただ、つけ麺のスープがポン酢味で個人的には合わない気がした。